沖縄では、焼き物のことを「やちむん」と呼びます。
 「やちむん」???
 なかなか聞きなれない言葉ですが、古くから東南アジアなどとの交易が盛んだった琉球では、
 おそらく独自の文化や風習が発展したのでしょう。「やちむん」も、そのひとつ。

 鮮やかな色彩、おおらかな形、見ると楽しい気分になる絵付け。
 どれをとっても本土の焼き物にはない、オリジナリティを感じる器です。

  
読谷の「やちむんの里」にある登り窯

 沖縄・読谷の地でつくられる、やきもの「やちむん」。
 その美しさはまるで、やさしくて雄大であたたかい、沖縄の土地そのもののようです。

 Commueでは、そんな沖縄の数ある窯元の中から、
 主に、読谷の「やちむんの里」にある、北窯でつくられる「やちむん」をご紹介します。
 

 
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やちむんの種類
  
■マカイ
 鉢型の器のことを、沖縄では「マカイ」と呼びます。
 サイズ展開が豊富で、3寸〜6寸まで。
 4寸はごはん茶碗、5寸は丼鉢、そして6寸は麺鉢に最適です。
 (※1寸は3cmです)


■皿
 やちむんの皿は、サイズも絵柄も豊富です。
 サイズは、3寸(3cm)〜1尺(30cm)まで。
 Commueではおもに、3寸の豆皿、4寸の小皿、
 6寸の中皿をご紹介します。


■ミニボトル
 もとの名称は「楊枝壷」。
 でも、一輪挿しにしたり、ちょっとした物入れにしたり、
 その用途は無限に広がりそうなので、
 Commueではあえて「ミニボトル」と呼んでいます。


■ミルクピッチャー
 あたたかい印象のミルクピッチャーは、
 シンプルな磁器のマグカップにもよく合います。

 「コーヒーはブラック派」という方は、ドレッシングを入れたり、
 カトラリーを挿して食卓にのせても。


■その他
 上記以外のもので、店主が「これはいい!」と思ったものを
 ご紹介します。例えば、蓋ものや、お猪口や、湯呑みなど。
 ご紹介するものは、毎回変わります。
 どんなものが登場するかは、お楽しみ。

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やちむんの特徴

■使い方の自由 組み合わせの自由

  形が単純で、絵付けも素朴なやちむんは、
  和・洋問わず幅広い料理に合わせることができます。
  私は、やちむんの中皿(5寸皿)で朝食のパンを食べ、
  夕食では、同じお皿が、和食のおかずの取り皿になります。
  また、右の写真のようにプロダクト製品との相性もなかなか。
  自由な発想で使い方を楽しみ、組み合わせを楽しむことができる。
  やちむんは、そんなふうに自由で、懐の大きい器なのです。
 


■収納の美学

 
 多くの和食器がそうであるように、やちむんは一寸(3cm)
 刻みのサイズでつくられています。(0.5寸刻みもあり)
 そのため、同じ形の器で違うサイズを集めれば、
 意識しなくても自然と入れ子状態になるのです。
 左の写真は、6寸、5寸、4寸マカイ。
 このように、ピタリと入れ子になる姿は、やはり美しい。
 
  やちむんの皿やマカイを見ると、中央に釉薬がかかっていない
  素焼き状態の輪があることに気付きます。
  これは、窯入れの際に器を重ねて入れることによってできる
  重ね焼の跡。

  もともと重ねて焼かれているので、重ねやすいのは当然のこと。
  重ねやすいということは、収納しやすいということです。

  入れ子にできて、そのうえ重ねやすい。
  やちむんは、狭いキッチンでコンパクトに収納できる、
  とても機能的な器なのです。






■大人から子供まで
 
 
 皿は3寸(9cm)〜1尺(30cm)まで、
  マカイは3寸(9cm)〜6寸(18cm)までと、
  同じ形でサイズが豊富なやちむんは、
  大人から子供まで幅広い年代で使うことができる器です。
  大人用の中皿(5寸皿)は子供用の大皿に、
  大人用の小鉢(3寸マカイ)は子供用のご飯茶碗に。
  わざわざ子供用のお皿を揃えるのではなく、
  大人と同じで少し小さめの器を。
  その方が、子供はごはんをおいしく食べることができるし、
  なにより無駄もありませんね。

■バリエーションを楽しむ
 やちむんは、絵柄の豊富な器です。
 そのモチーフは、おそらく沖縄の海や植物、空などの自然。  
 その鮮やかな色彩、伸びやかな線や点は、眺めているだけで
 心が躍ります。 
 皿とマカイが主であるやちむんは、形は単純で均一なので、
 そのぶん絵柄のバリエーションを楽しんでもらえたらと思います。
 例えば中皿が3枚必要な場合、同じ絵柄を3枚揃えるのではなく、
 違う絵柄で3枚選ぶ方が、きっと楽しいの思うのです。
 それはつまり、「揃えない揃え」
 今日はこの絵柄。明日はこの絵柄。
 毎日の献立や気分にあわせて、器を楽しむ。
 やちむんは、そんなバリエーションを楽しむことができる器です。



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 ご使用上の注意

 
■ご使用前に
   やちむんは陶器で、中央に素焼き部分の重ね焼の跡もありますので、
   長くお使いいただくと、そこから水分や脂分が浸透していきます。
   ご使用いただく上で問題はありませんが、気になる場合は、
   あらかじめ米のとぎ汁で煮沸してください。
   こうすると、土の目が詰まって、浸透しにくくなります。
  
 ■ご使用後に
  
陶器は、使い終わったらすぐ洗い、よく乾かすことが原則です
   長時間水に漬けておくことは、シミやカビの原因にもなりますのでご注意ください。
   また、陶器は磁器よりも軟らかい器なので、食器洗浄機のご利用は避けた方が無難です。
  
 ■収納と保管
   最も重要なことは、しっかりと乾燥させてからしまうこと。
   水分の残った状態で収納し、長期間使わないと、 陶器の表面にカビが生えるおそれがあります。
   特に梅雨の時期にはお気をつけください。
 

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